レイ・イワズミについて
ヴァイオリニスト レイ・イワズミ Ray Iwazumi(violin) イザイ研究の第一人者として世界的に認められている奏者兼研究家。ジュリアード楽院で博士課程、ブリュッセル王立音楽院の修士課程を首席で卒業。ドロシー・ディレイ、イーゴリ・オイストラフに師事。 アメリカ、ヨーロッパと日本を中心に活動し、ニューヨークのリンカーン・センターで数々のソロや室内楽のコンサート、Focus! や Beyond the Machine 音楽祭では作曲家としても活躍。ブリュッセルではパレ・デ・ボザールや王立図書館、王立音楽院等で演奏し、日本ではNHK-FM、東京のオペラシティやJTアートホールでリサイタルを開き絶賛された。 一方で音楽学にも造詣深く、イザイの無伴奏ソナタについての独自の研究は英語と日本語での講演及び The Strad、MLA Notes(音楽図書協会専門誌)や「ストリング」で掲載された数々の記事、近年ではヘンレ社のイザイ無伴奏ソナタ全集において論文から引用される。2008年ブリュッセルのベルギー王立図書館で開かれたイザイ 150周年記念展では演奏と研究の両方で全面的に採用された。ジュリアード音楽院のイザイ関連の資料、ルイス・パーシンガー・コレクション、ヴィオラ・ミッチェル・コレクションとジャネット・イザイ・コレクションの原稿分析、カタログ、リサーチも行う。ブリュッセル王立音楽院やゲント・オルフェウス学院(白)、ディレイ・シンポジウム(米)やラ・スペツィア現代美術センター(伊)などでも講演やマスタークラスを行い、現在はジュリアード楽院にて後進の指導にあたる。ヘンレ社のヴィエニャフスキー/スケルツォ・タランテーラの新校訂版を担当し、現在同社とヴュータンのコンチェルト第5番の新校訂版に務めている。2015年6月には国際音楽図書協会(IAML)主催の学会でニューヨークとベルギーにおけるイザイ資料についての論文を発表する。
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